2018年から同じように積立を続けてきた方は、少なからず相場の「波」を経験してきたはずです。 そんな市場が大きく揺れた年も、淡々と積み上げた人だけが辿り着ける一年があります。
僕の場合はそれが、2023年でした。
この記事は、ロボアドバイザーであるWealthNaviの利用を考えている方、あるいは既に始めている方に向けて、僕の運用実績をありのままに公開するものです。
まず数字で結論を示します。
■ 2023年の投資利益(入金除く) +1,232,728円
(※円建て換算で元本の+88%まで増加)
たしかに、市場に追い風があったことは事実です。 しかし、データをすべて追うと、利益の源泉は「単に相場が上がったから」だけではありませんでした。
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3月の銀行破綻ショックでの機械的な逆張り
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金ETFのコスト最適化(GLD → IAU)
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9〜10月の調整局面でも止まらなかった積立
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年末の配分調整で翌年以降の伸びしろを確保
これらの「行動の積み重ね」が結果につながっていました。
後半の実データ分析(具体的な約定履歴や詳細なポートフォリオ公開)は、note(有料パート)にて公開しています。まずは、このブログで「2023年の全体像とロボアドバイザーの動き」をご確認ください。
2023年の年間サマリー 〜 過去最高益への軌跡
(ここに「2023年 年間サマリー」の画像を挿入してください)
投資利益は+123万円。 入金を除いた純増でここまで伸びた年は、2018〜2023年の6年間で初めてです。
なぜこれほどの結果が出たのか? それは、市場が恐怖に包まれた「上期」と、金利に翻弄された「下期」の動きにヒントがありました。
上期〜ショックを“規律”で乗り越える
【市況】 SVB破綻からの回復へ
2023年上期は不安定でした。 記憶に新しい方も多いと思いますが、3月には米シリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、金融システムへの懸念が市場を大きく揺らしました。
しかし、当局による迅速な対応とインフレ鈍化の兆しにより、5月以降は持ち直す動きが強まりました。 為替は131円から144円台へと円安方向へ進行し、円建ての評価額にはプラスに働く面もありました。
WealthNaviの公式レポートには、当時の状況がこう記されています。
2023年前半はインフレや景気動向の変化で株価が上下しました。3月にはシリコンバレー銀行の破綻で一時下落しましたが、その後回復しました。
5月以降は米国のインフレ圧力緩和の兆しから株価は上昇しました。債券価格は米国の金融引き締め見通しの変化により上下しました。 金価格は5月前半まで上昇後、下落しました。 (出典:WealthNavi 運用レポートより要約)
前半の“利益の種”はここで撒かれた
私が注目したのは、この混乱の中でロボアドバイザーが見せた「静かな動き」です。
1. 金ETFの乗り換え(GLD → IAU) 2月、WealthNaviは金の保有ETFを「GLD(経費率0.40%)」から「IAU(経費率0.25%)」へ段階的に移行しました。派手さはありませんが、コストを下げることで保有者にとっての利益を底上げする動きです。
2. SVBショック直後のリバランス そして3月中旬、銀行破綻ニュースで市場が動揺する中、ロボアドは「逆張り」を機械的に実行していました。 具体的には、安全資産(債券・金)を売り、下落した株式(米国株など)を買い増す動きです。
人間の心理では「怖くて買えない」タイミングで仕込んだ株式が、その後の回復相場で大きな利益源となりました。
下期〜金利と為替の波を“配分”で吸収する
【市況】 金利上昇の秋 → リスクオンの冬
7〜10月は米長期金利上昇の影響で株価が伸びづらく、債券も軟調な展開でした。 しかし、11月以降はインフレ鈍化と利下げ期待から株価が一気に上昇。年末まで堅調な地合いが続きました。
後半の“利益の伸び”を作った動き
下期においても、ロボアドバイザーは感情に流されない動きを徹底していました。
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秋の調整局面(9〜10月): 「金利が高いから株は下がる」という警戒ムードの中でも積立を継続。
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9月の調整売却: ドル高局面で弱くなりがちな新興国株(VWO)を一部売却し、バランスを調整。
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12月の買い増し: 年末には出遅れていた資産(新興国株・債券)を集中的に買い増し、翌年への土台作り。
まとめ 〜 2023年の利益は「継続」と「仕組み」が生み出した
2023年の+123万円という結果は、決して偶然ではありません。
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ショック時の逆張りが自然に行われた
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金ETFのコストが静かに最適化された
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調整相場でも積立が継続された
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年末にリスクバランスを丁寧に調整した
これらすべてを、「自分は何もしなくても自動でやってくれた」ことが最大の勝因です。
さて、ここまでは概要の解説でした。 では、実際に「いつ、どのタイミングで、何株買ったのか?」「月ごとの入金と買付はどう連動していたのか?」
note(有料版)では、2023年の全取引データ(約定履歴)、詳細なポートフォリオ推移、そして月ごとの入金×買付マップをすべて公開しています。 「実際の運用データを参考に、自分の投資の再現性を高めたい」という方は、ぜひ続きをご覧ください。