年末年始の休み、皆さんは何をして過ごしますか?
実家に帰省したり、家でのんびりしたり、いろんなこと楽しみたいですよね!
実は先日、ふらっと立ち寄った書店で、ある雑誌に足が止まりました。
アシェットの『大人のレザークラフト』創刊号。厚みのある箱と「創刊特別価格 499円」という文字。
普段なら通り過ぎていたかもしれません。
でも、そのパッケージの「ヌメ革」の写真を見た瞬間、3年前の記憶が鮮明に蘇ってきたんです。
今回は、この499円のキットをきっかけに思い出した「家族との大切な時間」とちょっとほろ苦い「パパの失敗談」、そしてこの冬休みに楽しもうと思っている「大人の趣味」について綴ります。
はじまりは妻へのクリスマスプレゼント
レジでお金を払いながら、僕の頭の中は2020年に戻っていました。
当時、家族3人で訪れた神奈川県茅ヶ崎市の「Leather Room Bluno」さん。
古民家をリノベーションした素敵なお店で体験したワークショップは、私たち家族にとって忘れられない思い出です。
でも実はこの体験、もともとは私が妻へ贈った「クリスマスプレゼント」がきっかけでした。
モノではなく体験を贈りたいと思い、選んだのが「Sow Experience(ソウ・エクスペリエンス)」の体験ギフトカタログ。
妻が一人でエステやヨガを楽しんでくれればいいなと思って贈ったものでした。
けれど、妻がカタログの中から選んだのは、自分へのご褒美ではなく、「家族で楽しめるレザークラフト体験」だったんです。
「せっかくだから、みんなで行こうよ」
そう言って、本来は1名分のギフトに追加料金を払って、私と娘の分も予約してくれた妻。
自分の楽しみよりも「家族の時間」を優先してくれた妻の優しさが、あの日の茅ヶ崎での時間をより特別なものにしてくれていたんだな、と今になって改めて感じます。
かぞく3人で「Leather Room Bluno」さんのレザークラフトワークショップを体験してきました。 ワークショッ…
実は…Blunoで作った世界に一つのキーケース、無くしました(泣)
そんな素敵な経緯で作った、世界に一つの「イタリアンレザーのキーケース」
使うほどに手に馴染み、経年変化を楽しんでいたあの大切な相棒を…
実は、ランニング中に落として無くしてしまったんです。
ある日、走り終えてポケットを探った時のあの絶望感といったらありません。
「やってしまった…」という後悔。 妻と娘のキーケースが良い色に育っていくのを横目に見ながら、僕の手元だけぽっかり空いてしまった寂しさ。
だからこそ、今回書店で見つけたキットが「キーリング(鍵をつけるもの)」だったことに運命を感じました。
これは、ただの衝動買いではありません。
無くしてしまったあの日の思い出を、自分の手でもう一度作り直すためのリベンジなんです。
アシェット創刊号「開封の儀」漂う革の香りに蘇る記憶
こちらが今月号のアイテム。
中には、キーリング用のヌメ革、手縫い針、糸が入っています。
袋を開けた瞬間に香る、革独特の匂い。そして、独特の太さがある手縫い針の感触。
「ああ、この感じだ」
Blunoさんのアトリエに漂っていた香り、オーナーさんが優しく教えてくれた手縫いの感触が一気に思い出されます。
もちろん、正直に言えば、お店での体験とは違います。
Blunoさんでは、たくさんの色鮮やかなイタリアンレザーの中から好きな色を選べましたし、リングの金具ひとつにもこだわれました。
それに比べれば、雑誌の付録キットは素材も色も決まっています。
でも、499円というワンコインでしっかりとしたヌメ革の感触を味わえるのは、正直すごいと思いました。
「安かろう悪かろう」ではなく、ちゃんと「革を楽しむ」ための入り口として作られているのを感じます。
娘の「懐かしいね」茅ヶ崎の海とこれからの趣味時間
買ってきた雑誌、娘に見せてみました。
「レザークラフト? 懐かしいね。」
妻と娘は今でも、その時に作ったキーケースを大切に使っています。
そして、あの日のことも今も鮮明に思い出します。
ワークショップで集中して作ったこと。そのあと、茅ヶ崎の海岸に立ち寄ってキラキラ光る海を眺めながら散歩したこと。
たった一冊の雑誌が、忙しい日常の中で埋もれていた「家族の風景」を引っ張り出してくれました。
これだけでも、499円以上の価値があったなと思います!
まとめ〜この冬休みは静かに「革」と向き合ってみる
今回のキット、実はまだ作っていません。
せっかくなので、年末年始の休みに入ってから、ゆっくり時間をとって作ろうと思っています。
3年前は家族みんなでワイワイと言いながら作る「イベント」でした。
今回は、深夜に一人、コーヒーでも飲みながら静かに針を通す「ソロ活」になりそうです。
家族で作る楽しさとはまた違う、静かな大人の趣味時間。
ランニングで無くしてしまったキーケースの代わりにはならないけれど、このキーリングが完成したとき、また新しい愛着が生まれる気がしています。
もし、書店でこの『大人のレザークラフト』を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
そして、もし本格的にやりたくなったら、ぜひ茅ヶ崎のBlunoさんへ。
僕もこのキーリングを持って、いつかまたあのお店を訪れたいと思います。 (今度は絶対に無くさないように、しっかり握りしめて!笑)