「国策に売りなし」——でも、個人投資家が高市テーマ株と付き合う前に考えておきたいこと

2月8日の衆院選で自民が単独安定多数を確保した翌日、防衛関連株が上がっているのをスマホで確認しながら、「あ、これが高市トレードか」と思った人は多いんじゃないかと思います。

僕もそのひとりでした。

SNSなどでは「高市銘柄がアツい」「国策に乗れ」という声があふれていて、なんだか乗り遅れたような気分になる——。正直、そういう感覚に何度かなりました。

でも今まで投資を続けてきて思うのは、こういうときこそ「ちょっと待って」と立ち止まれるかどうかが、長期的なパフォーマンスを大きく左右するということなんですよね。

今回は「高市テーマ株にどう向き合うか」を個人投資家の視点から正直に書いてみます。

答えを出すというよりは、考える材料を並べてみる感じで。

この記事でわかること

  • 高市トレードとは何か——17の戦略分野と「国策に売りなし」格言の意味
  • 「乗り遅れた」という焦りの正体(FOMOと個人投資家心理)
  • 国策テーマ株が持つ、あまり語られないリスク3つ
  • それでも「乗る」という選択肢はどう考えればいいか
  • インデックス積立派が「高市テーマ」に間接的に乗れている理由


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まず「高市トレード」とは何かを整理しておく

高市政権が掲げる17の戦略分野(AI・半導体、防衛、造船、サイバーセキュリティ、デジタルインフラなど)に関連する企業の株が政策への期待感から買われる動き——これが「高市トレード」と呼ばれているものです。

「政策(国策)に売りなし」という相場格言は昔からあって、要は政府がお金を注ぎ込む方向には業績が伴いやすいから株価も上がりやすい、という考え方です。

実際、防衛関連企業の受注残高は2022年以降に大きく膨らんでいて、「テーマ株」としての一時的な物色から「インフラ株」としての構造的な評価に変わりつつあると言われています。

2月8日の衆院選で与党が安定多数を確保したことで、これらの政策の継続性はさらに高まった。そういう文脈の中に今、僕たちはいます。


「乗らないと損」という気持ちの正体

ここからが本題です。

国策テーマ株が話題になると、「知らない間に防衛株が2倍になってた」「早く動けばよかった」という声が巷で増えます。
これ、僕も経験があって、正直すごく落ち着かない気持ちになるんですよね。

でも冷静に考えてみると、この気持ちの正体って「FOMOだよな」と気づきます。Fear of Missing Out——置いてかれる恐怖。

テーマ株が上がっているときに手を出すと、たいていはすでに「期待値」が株価に織り込まれています。
実際にニュースが出たり政策が発表されたりすると、むしろ「材料出尽くし」として株価が下がるケースもある。

「報道が出た後に買う」というのは、プロにとっては遅すぎるタイミングだったりします。


テーマ株に乗ることの「本当のリスク」

国策テーマ株が持つリスクは、よく言われる「業績が伴わないリスク」だけじゃないと思っています。

もう少し個人投資家にとってリアルなリスクをあげると、まず出口が見えにくいという点があります。
「いつ売るか」の判断基準が「政策が続く限り持ち続ける」になりがちで、売り時を決められないまま含み益が消えていくという経験をしている人は少なくないはずです。

それから、自分のポートフォリオとのミスマッチという問題もあります。

もともとインデックス中心で積立をしている人が、テーマ株だけをスポットで追加するとリスク管理の考え方がごちゃごちゃになることがあります。

あとは正直なところ、衆院選後の不確実性はまだあるというのも頭に入れておいた方がいいかもしれません。
政策の実現スピード、国際情勢の変化によって、テーマへの熱は冷めることもある。

期待先行の相場は、期待が崩れるときの値下がりも速かったりします。


それでも「乗る」という選択肢はあるのか

ここまで慎重な話を書いてきましたが、「だから国策テーマ株には手を出すな」と言いたいわけじゃないんです。

むしろ、自分なりの根拠を持ってポートフォリオの一部として意識的に組み込むのは、全然アリだと思っています。

大切なのは「なぜ買うか」「いくらまでなら失っても許容できるか」「どうなったら売るか」を買う前に決めておくこと。
この3つがあるかないかで、テーマ株との付き合い方はまるで変わります。

「世間が騒いでるから」「上がっているから」という理由だけで動くのが一番しんどい。
含み損になったとき、どこにも根拠がないと精神的にきつくなります。


僕が今どう考えているか

正直に言うと、僕は今のところ高市テーマ株を積極的に個別で追いかけることはしていません。

理由は単純で、自分のメイン戦略がインデックス積立と配当株の長期保有だからです。

テーマ株追いかけるよりも、積立の設定をそのまま維持して、配当が入るたびにちょっとニヤけてる方が僕には性に合っているんですよね。

ただ、保有している日本株ETFやインデックスファンドには防衛・半導体関連の企業が当然含まれているので、広い意味では「高市テーマの恩恵を受けている」とも言えます。

個別で集中して追いかけなくても、時代のテーマに乗ることは十分できる——そう考えると少し気が楽になりませんか?

どんな投資スタイルが正解かは、人によって違います。

でも「みんなが騒いでいるから」という理由だけで動かないための「自分なりの軸」を持っておくことはどんなスタイルでも大切だと思います。

過去にあった含み損のドキドキも経験しながら、少しずつそういう軸が育ってきた気がしています。
まだまだ修行中ですが。

この記事が、今の相場を考えるひとつのきっかけになれば嬉しいです。 スキしてもらえると、次を書く励みになります🙏


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