AIバブル崩壊?日経平均が1週間で「最高値」と「歴代3位の暴落」を繰り返した週にパパ投資家が最初にやったこと

先週の月曜、日経平均が史上最高値を更新しました。

で、金曜には歴代3位の下落幅。

同じ週にですよ。

「え、これどっちで喜んでいいの…」って思いませんでしたか。

仕事が終わって、なんとなくマネーフォワードを開いたら、前日比のマイナスがドンと表示されていた——そんな夜が2〜3回続いた方もいたんじゃないかと思います。

今週(2026年6月22〜26日)の日経平均は、前週末比で1,889円(2.65%)安の69,360円で週を終えました。

最高値更新が2回あって、歴代上位の大幅下落が2回あって。こんなジェットコースターみたいな週が来るものなんですねと少し遠い目になっています。

「AIって終わったの?」
「NISA、このまま続けていいの?」
「なんで自分のポートフォリオこんなに動くの…?」

そういう問いが頭をよぎっていたなら、この記事を最後まで読んでもらえると、少し気持ちが落ち着くと思います。

この記事でわかること

  • 今週の相場で何が起きたのか——AI・半導体が売られた3つの理由
  • 「日経平均が下がった」と「自分の資産が下がった」がなぜ別の話なのか
  • 子育て中の個人投資家が、下落局面で本当に確認すべきこと
  • 2日間で資産−79万円の週に、パパ投資家が実際にやった行動

日経平均が3,000円下がった日、僕が最初に開いたのは「売買画面」じゃなかった

実際の話をします。

今週の6月24〜25日の2日間で、僕の資産は合計でおよそ79万円のマイナスになりました。

フルリモートで仕事しながらスマホを横目で見ていると、こういう日の時間の流れが妙に遅く感じるんですよね(笑)

内訳を見ると、こんな感じでした。

  • 投資信託(S&P500・オルカン・FANG+など):−62万円
  • 個別株(JT・三井物産・東京海上など):−8.9万円
  • そして翌日、個別株はわずかにプラスに転じていた

数字の大きさにひるみそうになるんですが、内訳を分けると景色が変わります。

AI・半導体に引っ張られた投資信託は確かに大きく動いた。でも、高配当の個別株は相対的に下げが小さかった。翌日にはプラスに転じていた。

これは、リスクの分散がそれなりに機能していたということです。

「日経平均が動いた」と「自分の資産が動いた」はまったく別の話

今週の相場で一番大事な話がここです。

指数の動きを並べてみると、何かに気づきませんか。

指数 週間騰落率
日経平均 −2.65%
TOPIX 約−2.0%
NASDAQ(米国) −4.6%
NYダウ(米国) +わずかにプラス

同じ「米国株」なのに、NASDAQとダウでこれだけ差が出る。

これが今週の相場の本質だと思います。

日経平均もTOPIXも同じ「日本株」のはずなのに、下落幅が違う。NASDAQとダウも同じ「米国株」なのに、片方はプラスで片方は大きなマイナス。

その違いは何かというと、「どのテーマに資金が集まっていたか」の差です。

AI・半導体関連株に集まっていた資金が、今週一気に逃げました。

東京エレクトロン、ソフトバンクG、アドバンテスト——これらが指数を大きく引き下げた。一方でダウに多く含まれる製造業・ヘルスケア・金融などは相対的に底堅かった。

つまり「日本株全体が崩れた」のではなく、「AI・半導体テーマに集まっていたお金が揺り戻された」週だったんです。

自分のポートフォリオが「何と連動しているか」を知っているかどうか——これが、今週の荒れた相場で冷静でいられるかどうかの、地味だけど決定的な差だったと思います。

なぜAI・半導体株が売られたのか、3つの理由を整理する

今週の下落がなぜ起きたのか、簡単に整理しておきます。

① SpaceXの上場熱狂が一気に冷めた

先々週の上場で話題を集めたSpaceX(SPCX)が今週も話題になりましたが、内容は真逆でした。
上場直後に225ドルを超えた株価は、今週は150ドル台前半まで後退。

宇宙・AI・Starlink・イーロン・マスク——材料を並べると映画の予告編みたいで確かに夢があります。でも夢が大きい銘柄ほど、期待を先に株価に織り込む。
そして期待に少しでも不安が混じった瞬間に一気に売られる。

ちなみに僕もIPOに申し込んで落選しました。
最初は「残念だったな」と思ったんですが、今週の動きを見て「当たっていたら、本当にいつまでも持ち続けていられただろうか」と自問しています。正直、あやしいです(笑)

② Micronの決算が良くても、株価は素直に上がらなかった

半導体大手Micron(MU)の四半期決算はアナリスト予想を上回る強い内容でした。
でも株価は週を通じて乱高下し、素直には上がらなかった。

テーマ株の世界って「成績表で100点を取っても『次は120点ね』と要求される」んですよね。

市場が見ているのは「今が良いか」だけじゃなくて、「この先もずっと期待以上の状態が続くか」まで問われている。
なかなか厳しい場所です。

③ インフレ指標(PCE)が金利への警戒を再燃させた

週末には米個人消費支出(PCE)が発表され、インフレがまだ簡単には収まっていないことを示しました。
先週のFOMCで「次は利上げかも」という雰囲気が出ていたところへこのデータが重なった形です。

どれだけ夢のある銘柄でも、「金利」という現実の風は吹いてくる。今週はそれを体感した週でもありました。

パパ・ママ投資家が本当に怖いのは、「相場が下がること」じゃない

ここが、この記事で一番伝えたいところです。

子育て中の個人投資家にとって、一番怖いのって実は「市場全体が下がること」じゃないと思うんですよ。

本当に怖いのは、
「自分が取っているリスクの大きさを、自分でわかっていないこと」なんじゃないでしょうか。

たとえば、こういう状況になっていませんか?

  • オルカンを積立している(良い)
  • S&P500も積立している(良い)
  • FANG+もNISAの成長枠で持っている(良いけど…)
  • さらに個別でAI関連を少し買い足した(あれ?)

一つひとつの選択は合理的でも、重ねてみると全部が同じ方向を向いていることがある。

カレーにカレー粉を入れて、カレー味のふりかけをかけて、最後にカレーせんべいを添えるようなものです。
それが好きなら問題ないけど、「和食を食べているつもりだった」なら一度見直した方がいいかもしれない。

もし自分の資産がNASDAQとほぼ同じように動いているなら、それだけテック・AI寄りの設計になっているということです。それが「意図した設計」なら全然問題ない。
大事なのは「自分でわかっているか」です。

「AIは終わった」じゃなくて、「値段が見直された」だけ

ひとつ誤解してほしくないのですが、今週の下落を見て「もうAI株はだめだ」「テック株は全部売り」と決めつけるのはちょっと待ってほしいです。

AI需要そのものが消えたわけではありません。

データセンターへの設備投資は続いているし、半導体の需要も根強い。構造的なテーマとしてのAIは、まだ変わっていないと思います。

ただ、市場が少し冷静になった1週間だったと思う。

「AIはすごい。でも、それにいくら払うのか」——この問いに対して、市場参加者が一度立ち止まった。熱くなった相場が冷水を浴びることで、株価と期待の距離が調整される。これ自体は相場の自然なリズムです。

ただし、頭から冷水を浴びた側の投資家はまあまあ寒い(笑)

僕自身、FANG+経由でAI関連に乗っている部分の資産はそれなりに動きました。ただ、「これはそういう動きをするものとして持っている」と事前にわかっていると、気持ちの持ちようがだいぶ違うんですよね。

来週以降、パパ・ママ投資家が確認しておきたいこと

実践的なポイントを整理して終わります。

① 自分の資産が「何と連動しているか」を一度確認してみる

日経平均が3,000円下がったとき、自分の資産はどれだけ動きましたか?

もしNASDAQに近い動きをしているなら、それだけAI・テック寄りの設計になっています。それが意図した設計なら問題ないですが、「インデックス積立だから分散できてるはず」と思っていたなら、一度中身を確認してみてください。

② 積立の設定は、こういう週こそ触らない

オルカンやS&P500はこういう週があることを前提に設計されています。

「下がったから止める」「上がったから増やす」を繰り返していると、積立の意味が薄れてしまう。
相場が荒れているときこそ、設定を触らないことが長期では最も効いてくる行動です。

③ 来週の注目は7月2日(木)の米雇用統計

7月4日(金)は米国の独立記念日で休場のため、今回は前倒しで7月2日(木)に非農業部門雇用者数(NFP)の発表があります。

FOMCの「次は利上げかも」シグナル+今週のPCE上振れのあとで、雇用も強い数字が出れば金利警戒がさらに高まる可能性があります。
AI・半導体株の動きとあわせて注目です。

ニュースより先に、自分の明細を見てほしい

今週の相場を振り返ると、「熱狂の揺り戻し」の一言に尽きます。

7万円を超えるのが速くて、7万円を割るのも速かった。
でも、そこで一喜一憂するよりも、「自分の資産が何に反応しているか」を把握することの方が、パパ・ママ投資家にとって何倍も価値があると思っています。

ニュースは相場の天気予報です。「明日は荒れるかも」「来週は回復するかも」と教えてくれる。

でも、自分の資産が傘を持っているのか、半袖で外に出ているのかは——自分の明細を開いてみないとわからないんですよね。

週末に5分だけ時間を作って、資産の内訳を確認してみてください。

積立を止める必要はないし、急いで何かを売る必要もない。ただ、「今自分は何を、どのくらい持っているか」を把握しているかどうか、それだけで荒れた相場との向き合い方が変わってくると思います。

少なくとも、僕はそれで今週を「また凹んだな」で終われました。我ながらだいぶ成長したと思っています。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

 

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はじめまして、コウです! 妻と子供2人(お兄ちゃん、妹)を家族にもつ、普通のIT系エンジニアです。
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