あの日、縁側で祖父に教わった“育てる”という生き方🌸
🌱 note記事では、本記事で取り上げた投資理論のもとになるエッセイをご紹介しています。 興味があれば、まずはこちらもお読みいただけると理解が深まります。 投資を「畑」として考えるという発想 「投資は危ないだけだ」かつての私にもそう思っている時期がありました。 銀行に預けておけば減らない。毎月少しずつ残高が増える安心感。それが私のお金との唯一の付き合い方でした。 けれど、ある夏の日 […]
お金のこと、自分の心のこと。 どちらも見つめて少しずつ育てていく。そんな日々の記録を等身大の言葉で綴ったエッセイ集です。
🌱 note記事では、本記事で取り上げた投資理論のもとになるエッセイをご紹介しています。 興味があれば、まずはこちらもお読みいただけると理解が深まります。 投資を「畑」として考えるという発想 「投資は危ないだけだ」かつての私にもそう思っている時期がありました。 銀行に預けておけば減らない。毎月少しずつ残高が増える安心感。それが私のお金との唯一の付き合い方でした。 けれど、ある夏の日 […]
今回の記事は自身の体験談をもとに書いています。 「このままでいいのかな…」 そんなふうに悩んでいるのであれば、少しお付き合いください。 僕は以前、地元企業のSIerでシステムエンジニアやってたんですが、その頃のお話です。正直めちゃくちゃしんどい時期がありました。でも今になって思うのは、あの経験があったから今の投資や副業にも挑戦できてるんだなって。 完全に一人だった職場 当時の職場、本当にひどかった […]
~決断麻痺という名の心のブレーキをそっと外す~ 始まりは、いつも小さな焦りから 仕事帰りの電車で何気なく開いたSNS。友達がNISA口座の画面をスクリーンショットで投稿している。 「もう始めたんだ…」そう呟きながら胸の奥で小さく焦りを感じる。そんな経験、ありませんか? 家に帰ると決心したように証券会社のサイトを開くものの、難しそうな専門用語を目にしてそっとタブを閉じる。 「また今度でいいか」と自分 […]
プロローグ あの夜、時計の針は、確実に僕を置き去りにしていた。 午後22時43分。キッチンの電子レンジの青白い数字が、真っ暗な部屋でやけに冷たく光っていた。 ネクタイを乱暴に外し、シャツのボタンを二つ外す。 ソファでは妻が毛布にくるまって眠り、子ども部屋からは規則正しい寝息。 ラップのかかった冷めた夕飯を前に、胸の奥に黒い亀裂が走った。 「俺には、もう時間がない——」 理由なんてない。ただ、魂が悲 […]
プロローグ — 私だけの朝時間と出会うまで 「ちゃんとしなきゃ」と思う日々が続いていた。 SNSでは映える食事、華やかな旅行、キラキラしたキャリアや恋愛。 私もその一人だった。 会社員として働きながら、休みの日には丁寧な暮らしを演出する写真を撮ってはアップし、「いいね」の数で自分の価値を確かめていた。 でも、いつの間にか“ちゃんとした女性”を演じることに疲れている私がいた。 気づけば、休みの日も気 […]
「推しは推せるときに推せ」 この言葉が、まさか私の人生の価値観をひっくり返すなんて思いもしなかった。 私はずっと「推し活」一筋だった。 キラキラとステージに立つ彼の笑顔、全形態予約する新譜、ランダムトレカのコンプ、ツアー発表のたびに即決する新幹線と宿。 推しがくれる輝きのひとしずくが、私の毎日を照らしてくれた。 仕事で疲れ果てても「でも、私には推しがいるし」と思えばまた立ち上がれた。 ——それはま […]
「フリーランスって、いいよね」 カフェでMacBookを開き、時間に縛られず好きなことを仕事にして生きる。そんなきらきらとしたイメージに胸を躍らせたことはありませんか? 会社という組織の歯車ではなく「私」という名前で生きていく。 その響きは、まるで魔法のように甘くて魅力的です。 特に、結婚、出産、育児、介護…. 次々と押し寄せるライフステージの波を乗りこなし「母」や「妻」という役割だけでなく「私」 […]
私はユキ。 都内でフリーランスとして働き、もうすぐ20代後半になろうとしている。ライターやWebデザインの仕事を中心になんとか生計を立てている毎日だ。 フリーランスとして一番に願うのはやっぱり収入の安定。 そのためには、時代の変化に取り残されないよう常に新しいスキルを身につけて、自分をアップデートし続けること。 そんな私にとって、最近のAIの進化は期待と同時に大きな不安の種だった。でも、あるきっか […]
プロローグ──出発前夜の迷い 就職活動という長いトンネルを抜けて目の前に広がったのは “自由” という名の眩しい光だった。 友人4人で計画したタイ縦断 10 日間(バンコク→チェンマイ)の卒業旅行は、その自由を象徴するイベントになった。 だが、Airbnb の宿代、LCC の往復航空券、現地移動の鉄道パス……合計15万円が僕の預金口座から一気に飛んでいく見積書を見たとき、胸に小さな引っ掛かりが残っ […]
プロローグ―― “推しは推すだけ” の時代は終わった? 大学の昼休み。学祭のエコ屋台で屋根に載ったソーラーパネルが陽射しを呑み込んでいる。 その下で焼きそばを焼いていた友人が汗を拭いながら教えてくれた。「このパネル、オリックスが提供してるんだって」と教えてくれた。 え、じゃあオリックスの株を買えば、 “自分の資産”を増やしながら、“地球の温度”を下げることに貢献できるってこと? そう考えた瞬間、「 […]