積立を始めたばかりなのに、資産が元本を割ってしまった――そんな経験、ありませんか?
毎月同じ額を買っているだけなのに、評価額はどんどん赤くなっていく。
いっそ積立を止めて、相場が落ち着くのを待ったほうがいいんじゃないか。そう思っても不思議じゃないと思います。
僕自身は投資を始めて8年、今はもう元本割れの心配はしていません。
でも投資を始めたばかりの頃は、数万円の含み損でも、今よりずっと怖かった。だから、あの頃の自分に向けて書くつもりで、この記事を書いています。
この記事でわかること
- 元本割れの不安が生まれる理由
- 指数と資産がズレて見える仕組み
- 不安なときに確認すべき3つの軸
- 積立を続けるためのルール化のコツ
元本割れが不安になるのは当然の話
実際、新NISAで積立や買付をしている300人を対象にした民間調査でも、一番多かった不安は「相場下落による元本割れ」でした。
約4割の人がそう答えていたそうです(こちら買取本舗調べ、2026年7月28日発表)
数字を見て、正直ほっとしました。不安なのは自分だけじゃなかったんですよね。
投資を始めたばかりの頃は、含み益というクッションがまだありません。
数万円でも、数千円でも、下落がそのまま「損」として重く感じられる時期です。ここで不安になるのは判断ミスでも何でもなく、当然の反応だと思います。
むしろ、不安にならない人のほうが珍しいんじゃないでしょうか。
「指数は上がったのに、資産は減った」——僕に実際に起きたこと
少し僕の話をします。
新NISA口座と特定口座を合わせた主要3口座の合計で、直近のピークは7月29日、約2,694万7千円でした。
そこから7月31日までの2日間で、資産は約39万円、割合にして約1.4%減っています。
不思議なのは、この2日間で日経平均が合計5%近く上昇していたことです。
指数は上がっているのに、自分の資産は減る。最初は「あれ?」と思いました。
理由の一つは、僕の保有資産と、この週の日経平均を押し上げた銘柄の性格が違っていたことです。
僕が持っているのは日本と米国の高配当・バリュー株が中心で、この週の日経平均を押し上げていたのはAI・半導体関連の値がさ株でした。海外資産には為替や評価タイミングの違いもあるので、理由を一つに絞ることはできません。
それでも、指数のニュースと自分の資産の中身は別物だというのは実感できました。
僕は元本割れしていません。でも、それは「クッション」があるから
誤解のないように書いておくと、この下落で僕の資産が元本割れしたわけではありません。
保有商品の評価損益は、3口座合計で約48%のプラスです(2026年8月1日確認時点)
「それだけ含み益があれば、39万円減っても平気でしょう」と思われるかもしれません。たしかに、今の僕には8年積み立ててきた含み益というクッションがあります。
でも、始めたばかりの頃には、このクッションはありませんでした。
数万円の含み損でも、今回の39万円減より、ずっと大きく感じていたのを覚えています。怖さは、減った金額の大きさだけでは決まらないんですよね。
だから、これから書く3つの確認は、含み益があってもなくても――むしろ、まだクッションのない人にこそ意味があると思っています。
元本割れかどうかより、僕が確認している3つのこと
含み損が膨らんだり、元本を割り込んだりして不安になったとき——正直、今でも一瞬「うっ」となります。
それでも確認していることが3つあります。
①そのお金を、いつ使う予定なのか
10年以上使う予定のないお金なら、今週の値動きだけで、その運用方針を決める必要はありません。
積立期間中には、今後も何度か大きな下落を経験する可能性があるからです。
②投資先を選んだ前提は、今も変わっていないか
オルカンのような分散投信なら「市場全体への長期投資」という前提が崩れていないか、個別株なら業績や配当方針が崩れていないか。
相場が荒れたという理由だけで、話題の商品に乗り換える必要はないと思っています。
③今回の下落は、市場全体か、商品固有の問題か
広く分散された投資信託が市場全体の下落で値下がりしているだけなら、長期積立を始めた前提がすぐに崩れたとは考えません。
個別株なら、業績や財務など、その企業固有の問題が起きていないかを別に確認します。
元本割れしているかどうかより、この3つが揺らいでいないかのほうが、僕にとってはずっと大事な確認事項です。
積立投資は、平常時にルールを決めておく仕組み
今までずっと、同じことを繰り返してきました。相場が荒れる、ヒヤヒヤする、3つ確認する、続ける意思は変えない。
地味ですけど、これしかやっていません。
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📝 この記事のテーマをもっと深く知りたい方へ
「新NISAで元本割れが怖くなったら。資産が減っても、僕が積立を続けた理由」をnoteで公開しています。僕のリアルな判断プロセスや、実際の投資記録も公開中です。
まとめ
投資を始めたばかりの頃の僕は、数万円の含み損でも眠れない夜がありました。
今の僕は元本割れしていませんが、それは運がよかったからではなく、この3つの確認を平常時から決めていたからだと思っています。
今、元本割れの不安の中にいるなら、まずはこの3つを確認してみてください。それだけで、次にすべきことが少し見えてくるかもしれません。
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子育て中の家計と投資の両立についてはこどもNISA、高校生は何年使える?|高1娘で試算でも書いています。
📚 この記事で参照したデータ
- 「新NISA利用者の意識調査」株式会社kochira運営「こちら買取本舗」(2026年7月28日発表)/2026年8月11日参照
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000086508.html - Newsweek日本版「日経平均は大幅反落、一時6万2000円割れ AI・半導体株が下げ主導」(2026年7月28日)/2026年8月11日参照
https://www.newsweekjapan.jp/articles/-/329597 - THE GOLD ONLINE「日経平均は930.73円安の『61,434.19円』と続落【7月29日の国内株式市場概況】」(2026年7月29日)/2026年8月11日参照
https://news.yahoo.co.jp/articles/61c085c59ed2d8acab6a564797cd4cf85fcd2be1 - ロイター「日経平均は大幅続伸、AI・半導体株高で 好業績が支え」(2026年7月31日)/2026年8月11日参照
https://jp.reuters.com/markets/japan/KDCOUCKMMRJ7FMQF743U2VB4CY-2026-07-31/
※資産推移・評価損益の数字は、すべて僕自身の口座実績にもとづくものです(2026年8月1日時点)。相場・調査データは執筆時点のものです。最新は各出典先でご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。記事中の数字・制度・商品条件は執筆時点のものです。最新の情報は各出典先および公式サイトでご確認ください。
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