※本記事は、noteで書いた週次市況まとめ記事の一部を、じっくり読める形に再編集したものです。
元の記事はこちら
→Alphabetは成長、それでも7%下落した——AI投資が「夢」ではなく「回収」を問われた週(7/20〜7/24)
新NISAで米国株や全世界株に積み立てていると、たまに「あれ?」と思う瞬間がありますよね。
ニュースでは「決算好調」と言っているのに、株価は下落。むしろ含み益が減っている。
僕も最近、まさにこの場面に出くわしました。
Googleの親会社アルファベットが、売上もクラウド事業の伸びも市場予想を上回る決算を出したのに、翌日の株価は約7%下落。
「え、じゃあ何が悪かったの?」と、正直二度見しました。
この記事では、好決算でも株価が下がる仕組みと、それでも慌てずに積立を続けるために僕が実際にやったことを書いていきます。
この記事でわかること
- 好決算でも株価が下がる理由
- 日経平均とTOPIXの違いの見方
- 円安・原油高が家計に与える影響
- コウが実際にやった資産の見直し方
好決算なのに株価が下がるのはなぜ?
株価って、今の業績そのものより「この先どれだけ稼げそうか」という期待で動く部分が大きいんですよね。
アルファベットの決算は、売上・クラウド事業の伸びともに市場予想を上回るものでした。
それでも株価が下がったのは、来年の設備投資計画を大きく引き上げたからです。
投資を増やす=将来への種まき、と受け取られれば株価は上がります。でも「その投資、いつ回収できるの?」と市場が不安に感じると話は逆になる。
今回はまさにこのパターンでした。…頭ではわかっていても、実際に自分の含み益が減ると、理屈と感情は別物だなと思います。
市場が見ている場所が「投資額」から「回収力」に変わった
去年からしばらく、AI関連株は「どれだけ設備投資しているか」で買われる時期がありました。
投資額が大きい企業ほど期待され、株価も上がる。そんな空気があったんですよね。
でも今回、風向きが変わりました。
同じ週に決算を発表したテスラやインテルも、程度の差はあれ同じような反応を受けています。決算の中身は違っても、共通しているのは「投資の中身だけでなく、回収時期まで問われ始めた」ということ。
AIの需要が消えたわけではありません。クラウド事業がしっかり伸びているのがその証拠です。
ただ、「夢を見ていられる期間」が、市場の中で少し短くなった。そんな変化だと僕は理解しています。
期待で買われた株が、期待の裏付けを求められる。考えてみれば、当たり前のことなんですよね。
日経平均だけで「今の相場」を判断しない
日経平均が大きく動くと、「日本株全体が動いた」ように見えますよね。僕も長らくそう思っていたクチです。
ただ実際は、少し違う仕組みがあります。
日経平均は、値がさ株(値段が高い株)の影響を強く受ける計算方法になっています。半導体やAI関連の銘柄がその代表格。
だから、ほんの数銘柄の動きだけで、指数全体が大きく上下することがあるんです。
実際、2026年7月24日の下落では、東京エレクトロン1銘柄だけで日経平均を約448円押し下げたという試算も報じられていました。
一方でTOPIX(東証株価指数)は、同じ週でもう少し落ち着いた値動きをしていました。
日経平均だけを見て「日本株が全部売られた」と判断すると、実態とズレることがある。
指数は、市場のほんの一部を映しているにすぎないんです。
円安・原油高は「資産が増える喜び」だけじゃない
米国株を持っていると、円安は資産の評価額を押し上げてくれます。これは素直にありがたい話です。
ただ、同じ円安が原油高と重なると、話が変わってきます。ドル建ての原油が上がって、その支払いに使う円まで安い。
輸入物価には、二重で効いてくるんですよね。
わが家は今、大学生の息子と高校生の娘、教育費がいちばんかかる時期です。資産の評価額が円換算で増えても、電気代や食品価格が上がれば、その分は暮らしのほうから出ていく。
円換算の資産と、暮らしの実感は、切り離して考えないほうがいいなと今回あらためて思いました。
うちの場合:僕がこの局面でやったこと
正直、こういうニュースを見た日は証券口座を開く回数がいつもより増えます(笑)
それでも、慌てて売ったり買い増したりはしませんでした。
7月の頭に、動かせる資産のうち米国株がどれくらいの比率を占めているか、あらためて数えてみたんです。
結果は約67%。企業型DCまで含めた金融資産で見ても、約63.6%でした。
(このときの棚卸しは、米国比率、実は何%?オルカン派パパ投資家が資産を数えてみたら7割だった話に詳しく書いています)
オルカンやS&P500に積立しているだけで安心していませんか。投資歴8年・資産5,000万円の会社員パパが、自分の資産の…
数字にしてみると、「思っていたよりテックに寄っているな」というのが正直な感想でした。
ただ、それは今回のニュースを受けて慌てて減らすような話ではなく、時間をかけて少しずつ、コア(オルカン・S&P500)とサテライト(NASDAQ100など)のバランスを見ながら調整していく話だと思っています。
今回やったのは、「今の自分の立ち位置を確認したうえで、積立は変えないと決めた」ということ。地味ですが、荒れた週にやるべきことって、たぶんそのくらいなんだと思います。
📝 この記事のテーマをもっと深く知りたい方へ
週次の市況メモをnoteでもう少し詳しく書いています。コウのリアルな判断プロセスも公開中。
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まとめ:好決算でも株価が下がる理由
好決算でも株価が下がることはある。理由は、投資の中身だけでなく「回収できる時期」まで市場が見るようになったから。
指数(日経平均)だけで市場全体を判断せず、TOPIXなど別の数字もあわせて見る。円安・原油高は資産評価額にも家計にも効いてくるので、片方だけを見て一喜一憂しないこと。
正解かどうかは、正直まだわかりません。ただ、慌てて動くより、まず自分の資産の中身を確認する。
それくらいがちょうどいいのかもしれません。
📚 この記事で参照したデータ
- 「Alphabet Announces Second Quarter 2026 Results」Alphabet Inc.(2026年7月22日公表)/2026年8月11日参照
https://abc.xyz/investor/news/news-details/2026/Alphabet-Announces-Second-Quarter-2026-Results-2026-Y3uQ6H4ZJa/default.aspx - 「Alphabet earnings takeaways: Q2 revenue beats, GOOGL stock sinks on 2026 capex hike」CNBC(2026年7月22日公表)/2026年8月11日参照
https://www.cnbc.com/2026/07/22/google-earnings-q2-goog-live-updates.html - 「日経平均は大幅反落、東エレクが1銘柄で約448円分押し下げ」財経新聞(2026年7月24日公表)/2026年8月11日参照
https://www.zaikei.co.jp/article/20260724/862679.html - 「日経平均は1,811.45円安の『64,611.15円』と急落…」THE GOLD ONLINE/幻冬舎ゴールドオンライン(2026年7月24日公表)/2026年8月11日参照
https://gentosha-go.com/articles/-/80372
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