ちゃんとやってるはずなのに、なんとなく不安になる時期ってありませんか。
新NISAへの積立もしていて、毎月自動購入されている。ポートフォリオを大きく触るつもりもない。
それなのに、SNSを開くたびに流れてくる「日本株が強い」「AI銘柄がすごい」「現金は目減りする」という言葉に少しだけ反応してしまう。
子育てや仕事に追われながら、その横で漠然とした不安を抱えているパパママ投資家って、実は多いんじゃないかと思うんですよね。
そんなとき、僕がやることがあります。
それは、書店の投資コーナーをぶらっと歩くこと——です。
正解を探しに行くわけじゃないんです。自分の考えを少し整えに行くみたいな感覚です。
平積みの本を眺めていると、「あ、これ今の自分に必要かもしれない」と足が止まる瞬間がある。
今回は、2026年6月に僕が実際に気になった投資本を5冊、悩み別に整理してみました。
全部買う必要はなくて、今の自分の状態に一番近いものを一冊だけ手に取ってみてください。
この記事でわかること
- 積立を続けているのになんとなく不安になる理由と、その整え方
- 忙しいパパママ投資家に向けた、悩み別の投資本の選び方
- 2026年6月に書店で気になった5冊の特徴と、どんな人に合うか
投資本を読む目的は「正解を探すこと」じゃない
まず、一つ前置きしておきたいことがあります。
投資本を読む理由って、何だと思いますか?
新しい手法を仕入れることでしょうか。それとも今やっていることが正しいか確認することでしょうか。
どちらでもなくて、僕の場合は「自分の投資軸を言語化し直すこと」が目的だったりします。
毎日相場のニュースを追っていると、知らないうちに「焦り」が積み上がっていきます。
「自分のペースで積立している」という感覚が薄れて、「みんなに乗り遅れているんじゃないか」という気持ちが滲んでくる。
そんなとき一冊の本を開いて、著者の言葉を通じて自分の立ち位置を確かめる——それが僕にとっての投資本の使い方です。
だから今回の5冊も、テクニックの本というより「投資家としての自分を整える本」として選びました。
悩み別・おすすめ投資本5冊
① 積立が「惰性」になってきた気がするとき——『人生を変える長期投資』
著者:代田秀雄 / 出版社:金融財政事情研究会 / 定価:1,980円
「オルカンを積み立てています」という言葉がすっかり当たり前になってきました。
でも——そもそも、なんでその商品を買っているか、最近考えたことありますか?
著者の代田秀雄さんは、eMAXIS Slim全世界株式(いわゆるオルカン)の生みの親とも呼ばれる人物です。
この本で語られるのは、商品の買い方ではなく「長期投資というものがどんな思想のもとに生まれたか」という話。投資信託業界の変遷とその背景にある哲学が軸になっています。
正直、僕も読む前は「積立を続けることの大切さを改めて説く本かな」と思っていました。
でも読んでみると、「なぜ自分がこれを選んだか」を言語化し直すきっかけになる一冊でした。
暴落のたびに「このまま続けていていいんだろうか」と迷いが出てくる人ほど、手法を学ぶ本より先にこれを読んでほしいと思っています。
こんなパパママ投資家に
新NISAで積立をスタートして1〜2年。
設定は終わったけれど、なんとなく続けているだけになっている。相場が荒れるたびに積立設定を触りたくなってしまう人。
② 「相場を見られない」を言い訳にしたくないとき——『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』
著者:ちょる子 / 出版社:ダイヤモンド社 / 定価:1,870円
タイトルだけ見ると「また億り人系の話か」と思うかもしれません。でも、この本の中身はちょっと違うんです。
著者が株式投資を磨いた環境が「育休中」——つまり、相場をじっくり見られない状況でした。
大型株の逆張り、スキマ時間の活用、暴落時の行動管理。その制約の中で積み上げた手法が具体的に書かれています。
僕自身、日中は本業で相場を見られません。
夜にスマホでポートフォリオをチェックするのが精一杯。子育てしながら投資を続けているパパママはみんな似たような状況だと思います。
ただ、一つだけ添えておきたいことがあります。
大型株の逆張りは、時間がない人でも簡単に勝てる魔法じゃありません。「待つ力」と「損切りのルール」と「資金管理」が問われる手法です。
この本は「真似する本」より「自分なりのルールをどう設計するか」を考えるヒントとして読む方が長く活用できると思います。
こんなパパママ投資家に
個別株には興味あるけど、育児や仕事で時間が取れない人。
インデックス投資だけじゃなく、もう一歩踏み出してみたい人。
③ なんとなく積立しているけど「経済の仕組み」をちゃんと理解していないとき——『なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか』
著者:鹿子木健 / 出版社:講談社(講談社+α新書) / 定価:1,265円
正直、こういうタイトルの本って「煽り系じゃないか」と手が止まりがちなんですよね(笑)
ただ「教養としての金融市場」というサブタイトルが気になって手に取りました。
金融市場の歴史と仕組みを学びながら、「市場で生き残る人の思考パターン」を見ていく構成になっています。
米国の関税問題、円安・インフレ、AI企業の台頭——こういった今の相場環境を「なんとなく聞いたことある」ではなく、構造として理解できるようになりたいと思ったとき、手法より先に読んでおく土台になる一冊だと感じました。
新書サイズで読みやすく、1,265円という価格も「まず試してみる」には入りやすいです。
こんなパパママ投資家に
インデックス投資は続けているけど、経済ニュースをちゃんと理解したことがない人。
「手法より先に土台を固めたい」という感覚を持ち始めた人。
④ インフレや円安のニュースを見るたびに漠然と不安になるとき——『生き延びるために株を買え』
著者:武者陵司・朝倉慶 / 出版社:かや書房 / 定価:1,980円
対談形式の本って、読みやすくて好きなんですよね。
片方の話に同意しながら、もう片方の論もちゃんと受け取れるので、考えの幅が広がる気がします。
武者陵司さんと朝倉慶さん、どちらも日本株・株式市場に対して強気のスタンスを持つ論客です。
二人の視点が重なる部分と、細部で食い違う部分の両方を読めるのが、この本の面白さだと思っています。
ただ、タイトルの印象が少し強いので一点だけ補足します。
「現金より株」という話の前提として、生活防衛資金まで株に回すという意味では当然ありません。
「現金か株か」の二択ではなく、インフレの時代に現金と株それぞれの役割分担を見直すきっかけとして読む方が、バランスよく受け取れると思います。
子育て世代は何かと現金が減りにくいので、「今の現金比率でいいのかな」という問いを持って読んでみてください。
こんなパパママ投資家に
預金・現金多めで、もう少し株の比率を上げるか迷っている人。
インフレ・円安のニュースを見るたびに漠然と不安になる人。
⑤ 決算書を読む時間がないけど、AIを投資に使ってみたいとき——『ChatGPT 最強投資プロンプト67』
著者:ファン・インファン・ホ・バンソク / 出版社:東洋経済新報社 / 定価:1,980円
今回の5冊の中で一番異色ですが、気になっている人が多そうで入れました。
決算の要約、銘柄のスクリーニング、ポートフォリオのリスク分析——そういった作業にChatGPTやGemini、Claudeを活用するプロンプト集です。
韓国発の書籍で、日本向けに翻訳されています。
僕は日常的にAIを仕事やコンテンツ制作に使っているので、「投資の分析にも活かせないか」という興味はずっと持っています。
ただ、どういうプロンプトを書けば意味のある出力が出るかはまだ試行錯誤中で、この本はそのヒントを探す入り口として読めそうです。
一点注意しておくと、韓国発の翻訳本なので日本株・日本の証券環境に合わせて読み替えが必要な部分があります。
「このプロンプトを使えば勝てる」ではなく、「AIとの対話の型を学ぶ」という感覚で読む方が実用的だと思います。
こんなパパママ投資家に
個別株の分析をもっと効率化したい人。
AIを投資に活用してみたいが、何から始めるかわからない人。
結局、今の自分に何が必要か——5冊の使い分け
5冊を並べてみると、テーマがバラバラに見えてそれぞれに違う「問い」に応えてくれる構成になっています。
| 今の悩み | おすすめの一冊 |
|---|---|
| 積立が惰性になってきた気がする | ① 人生を変える長期投資 |
| 時間がない中でも個別株に挑戦したい | ② ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資 |
| 経済の仕組みをちゃんと学び直したい | ③ なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか |
| インフレ・円安への漠然とした不安がある | ④ 生き延びるために株を買え |
| AIを投資分析に使ってみたい | ⑤ ChatGPT 最強投資プロンプト67 |
「一冊だけ選んでください」と言われたら、すでに積立を続けているパパママ投資家には①をおすすめします。
手法ではなく軸を整えてくれる一冊で、相場が荒れるたびに少し心が揺れてしまう人の根っこに効く気がするからです。
焦って動く前に、一冊だけ開いてみる
どの本も、著者の経験と判断をもとに書かれています。
自分の状況と完全に一致することはなくて、「ここは参考になる」「ここは自分には合わない」と選り分けながら読むのが、僕のスタイルです。
それでも、一冊の中に「そうそう、これが言いたかった」と思える言葉が一行でもあれば、読んだ価値はあります。
焦って売買する前に、一冊だけ開いてみる——それも、子育てしながら投資を続けるパパママ投資家なりのリスク管理なのかもしれないと最近少し思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
このブログのタイトル「かぞくとあおぞら」に込めた想いや、投資で遠回りをしてきた僕の自己紹介を[こちら]にまとめています。
もしよろしければ、少しだけ覗いていただけると嬉しいです。