こんにちは、コウです!
2018年からコツコツと続けているロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」での運用も気づけば7年目に突入しました。
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2018年:クリスマスショックでマイナス
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2020年:コロナショックで急落からの急騰
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2022年:株も債券も下がる地獄の年
本当にいろいろありましたが、2024年の成績はどうだったかというと……
運用益:+1,918,866円(※入金分を除く純粋な利益)
昨年の+123万円に続き、過去最高の利益を叩き出しました。
期末の評価額は976万円に到達し、いよいよ大台が見えてきています。
「いやいや、2024年は米国株が上がったから、誰でも儲かったんでしょ?」
そう思うかもしれません。確かにその通りです。
しかし、僕がWealthNaviのログを見ていて驚いたのは、
「米国株が絶好調な時に、ロボアドがあえて米国株を売っていた」という事実です。
今回の記事では、単なる成績公開だけでなく、「ロボアドが裏側で実行していたプロの行動(リバランス)」を解析し、私たち個人投資家が真似すべき投資の極意を紐解きます。
※なお、詳細な月ごとの全取引ログや具体的な入金額などのデータは、note版(有料)で全公開しています。
この記事では、そこから得られた「学び」の部分を無料で深掘り解説します。
2024年の運用成績サマリー:円安×株高のダブルパンチ
まずは、2024年の着地実績を整理します。
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期首評価額(2023年末): 7,064,801円
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期末評価額(2024年末): 9,760,343円
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年間入金額: 776,676円
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推定投資利益: +1,918,866円
ほぼ200万円近い利益が、たった1年で生まれました。
要因は大きく2つあります。
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米国株(VTI)の独り勝ち
S&P500などの指数が史上最高値を更新し続けたこと。 -
歴史的な円安
ドル円が140円台から一時160円台へ。円建ての資産価値が自動的に膨らみました。
これだけ見ると「運が良かっただけ」に見えますが、重要なのはここからです。
爆益の裏側でロボアドは何をしていた?「感情なき売買」の正体
WealthNaviのすごいところは、放置している間に勝手に「リバランス(資産配分の調整)」を行ってくれる点です。
2024年のログを解析すると、人間には真似できない「神判断」とも言える行動が見えてきました。
【3月】絶好調の米国株を「売った」理由
3月18日、WealthNaviは以下の取引を実行しています。
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売却: VTI(米国株)、GLD(金)
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購入: VEA(日欧株)、IYR(不動産)
この時期、米国株はイケイケドンドンの上昇局面でした。普通の感覚なら「もっと上がるから持ち続けたい!買い増したい!」と思うはずです。
しかしロボアドは「目標ポートフォリオより比率が増えすぎた」という理由だけで、冷徹に利益確定を行いました。
そして、その資金を出遅れていた「日欧株」や「不動産」に回したのです。
これが結果として、「米国株一本足打法のリスク」を抑えつつ、その後の分散投資効果を高める土台となりました。
【9月】調整局面で「不人気資産」を買い増す判断
さらに痺れたのが9月18日のリバランスです。
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売却: AGG(債券)、GLD(金)、IYR(不動産)
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購入: VTI(米国株)、VEA(日欧株)、VWO(新興国株)
8月に「米国景気後退か?」というニュースが流れ、株価が一時下落したタイミングです。
人間なら「怖いから様子見しよう」と手が止まる場面。
しかしロボアドは、相対的に値持ちの良かった「守りの資産(債券・金)」を売り、安くなっていた「株式クラス」をガッツリ買い増しました。
この「逆張り」が功を奏し、年末にかけての株価回復〜上昇の波にフル乗車することに成功したのです。
ロボアドバイザーから学ぶ、個人投資家が勝つための3つの鉄則
WealthNaviのこうした行動ログは、私たち個人投資家がNISAなどで自力運用する際にも非常に参考になります。
「順張り」と「逆張り」を自動化せよ
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積立(順張り)
毎月定額を買うことで、上昇トレンドに乗る。 -
リバランス(逆張り)
上がりすぎたものを売り、下がったものを買う。
この2つを組み合わせることで、「高値掴み」を防ぎつつ「安値拾い」が可能になります。
「年に1回はポートフォリオを見て、増えすぎた資産を売る」というルールを自分に課せるかどうかが勝負です。
為替は「読む」な「時間で均(なら)せ」
2024年は140円〜160円と為替が乱高下しました。
「今は円安だから外貨資産を買うのは損だ」と考えて投資を止めてしまった人も多いはずです。
しかし、ロボアドはどんな為替レートでも淡々とドル建て資産を買い続けました。
結果として、「高い時も安い時も買う」ことで取得単価が平準化され、為替リスクを時間で溶かしてしまいました。
為替なんてプロでも当たりません。「読まない」ことが正解なのです。
「つまらない積立」こそが最強の剣
WealthNaviのポートフォリオは、VTI(米国株)だけでなく、VEA(日欧株)やVWO(新興国株)、AGG(債券)などが混ざった「地味な弁当箱」のような中身です。
S&P500一本に賭けた方がリターンが高い年もあります。
しかし、2024年のように「いつ調整が来るかわからない」相場では、この「つまらない分散」が精神安定剤(クッション)となり、結果として投資を継続させてくれます。
まとめ〜2024年の利益は「7年間の忍耐」への配当だ
2024年の+192万円という数字は、単年のラッキーパンチではありません。
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2018年の暴落で売らなかったこと
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2022年の逆風でも積立を止めなかったこと
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ロボアドの手数料(年1%)を「メンタル維持コスト」として割り切ったこと
これら7年間の「忍耐」に対する配当が、ようやく2024年に支払われたのだと感じています。
投資の本質は「どの銘柄を選ぶか」ではなく、「いかに長く市場に居座り続けるか」です。
その意味で、感情を排して機械的に売買してくれるロボアドバイザーは、忙しい現代人にとって最強のパートナーになり得ると改めて確信した一年でした。
▼ noteでは、私のWealthNavi口座の「全取引履歴」「入出金ログ」「手数料」などを赤裸々に公開しています。
「実際にいつ、いくらで何を買ったのか?」 もっと具体的なデータを見たい方は、ぜひnote版もチェックしてみてください。(※有料記事となります)
【全データ公開⑦】なぜ2024年は米国株が強かったのか?行動ログでみるロボアドの最適化プロセス