はじめに〜投資は「実験」と「検証」の繰り返し
こんにちは、コウです!
僕は資産運用のコア戦略として、全世界投資「オルカン」、米国株中心「S&P500」の毎月積立を、そして配当金や株主優待のお楽しみ枠として日本株の「個別銘柄」投資を行っています。
(さらにサテライト戦略として、FANG+、NASDAQ100、ビットコインなどの暗号資産などのスポット購入もしてます)
※内訳はこちらでご紹介しています。
今回は、僕の現在のポートフォリオ(資産配分)と具体的なパフォーマンスをすべて公開します。特別な投資スキルやノウハウ抜きに…
今回の記事では、さらに毎月配当の受け取りを実現するため、2026年に取り組もうと思っている配当狙いの投資戦略についてお話しします。
2025年、僕は高配当株投資のコア戦略として、ある検証を行ってきました。
それは、米国高配当株ETF「SCHD」に連動する投資信託の「SBI・SCHD」と「楽天SCHD」の両方を、特定口座で同時に積み立てるというものです。
「同じ指数(SCHD)に連動するなら、信託報酬やポイント還元で有利な方に一本化するのが合理的では?」
そう思われるかもしれませんが、僕には当初から明確な意図がありました。
それは、単純なリスク分散ではなく、「決算月(分配金の支払い月)を分散させ、毎月のキャッシュフローを平準化するための土台作り」です。
現時点では土台を積み上げるため、どちらも再投資の設定にしています。
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楽天SCHD
2月・5月・8月・11月 -
SBI・SCHD
3月・6月・9月・12月
このように、両方を保有することで1年のうち8ヶ月をカバーできます。
まず最初に、2025年の1年間を通して積み上げた「2つのSCHD」の運用実績を公開します。
さらに、2026年から新NISAで開始する「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」を追加します。
こちらは受取型を選択し、別途、自身が手動で再投資を行うことにしています。
理由は「NISA成長投資枠」の枠管理上の理由ですが、後半のSBI日本高配当株式(分配)ファンドの説明のなかで、その理由も含めてお話しします。
【SBI・SCHD】「特別分配」からの黒字転換
まずは、僕が特定口座で運用している「SBI・SCHD(年4回決算型)」の実績から振り返ります。
2025年末の運用サマリー
僕のSBI・SCHDの運用状況(2025年末時点)は以下の通りです。
為替の変動が激しい1年でしたが、最終的には約8%のプラスで着地しました。
S&P500のような爆発力はありませんが、高配当銘柄特有の下値抵抗力を発揮してくれました。
SBI証券のトータルリターン画面。しっかりプラスで着地しています。
▼ SBI・SCHD 運用サマリー(2025年末時点)
分配金の質的変化 特別分配→普通分配へ
運用プロセスでまず注目したい点は「分配金の質」が改善したことです。
ファンド設定直後の円安・株高局面では、基準価額が元本を下回り「特別分配金(元本払戻金)」となる時期もありました。
しかし、秋以降の相場回復とともに見事に「黒字転換」を果たしています。
分配金推移。62円→85円→90円と右肩上がりです。
▼ SBI・SCHD 分配金の推移(1万口あたり)
6月の「特別分配」の段階で悲観して売却していたら、9月以降の果実は得られませんでした。
「特別分配金が出ても、ファンドの仕組みや中身(SCHD)を信じて積立を継続する」ことが重要です!
【楽天SCHD】機動的なスポット購入と資産の増加
続いて、並行して運用している「楽天SCHD(四半期決算型)」です。
こちらはSBIと同様の積立に加え、相場の調整局面でスポット購入を行うなど、ややアクティブな運用を試みました。
2025年末の運用サマリー
楽天SCHDについても、取引履歴から算出した2025年末時点の運用データをまとめました。
8月・9月の下落局面で計20万円のスポット購入を行った効果が大きく、投資元本・評価額ともにSBI・SCHDに肉薄する規模に育っています。
楽天SCHDの取引履歴。8月・9月の「10万円」スポット購入が効いています。
▼ 楽天SCHD 運用サマリー(2025年末時点)
※評価額等の数値は、実際の取引履歴(口数・単価)に基づき算出した概算値です。
戦略の変遷 受取から再投資へ
また、楽天SCHDでは、自分の投資スタイルを確立するために途中で設定の変更を行いました。
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1月〜2月(受取型)
当初は配当金の受け取りを重視していましたが、少額のうちは資産拡大効率が悪いと感じました。 -
3月以降(再投資型)
資産形成期においては複利効果を最大化すべきと判断し「再投資型」へ変更。
さらに8月・9月の調整局面では「今が買い時」と判断して各10万円を追加投入しました。
この戦略の成果もあって、後半の分配金(再投資額)は一気に増加しました。
楽天SCHDの分配金履歴。こちらも第2期の70円(特別)から完全復活しています。
▼ 楽天SCHD 分配金の推移(1万口あたり)
年間合計で5,972円の配当を生み出しました。
最初は数百円でも育てれば数千円に育つ。雪だるま式に資産が増える感覚を、数字として実感できたことは大きな収穫です。
2026年、ラストピース「SBI日本高配当」の投入
ここまで、特定口座での「SBI・SCHD」と「楽天SCHD」の実績を見てきました。
両者とも順調ですが、これだけでは「毎月配当」のサイクルは完成しません。
残る「1月、4月、7月、10月」の空白を埋めるため、2026年から新たに投入するのが、新NISA成長投資枠で買う「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」です。
なぜ「日本株」で「新NISA」なのか?
理由はシンプルかつ合理的です。
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カレンダーの補完
SBI日本高配当は「1, 4, 7, 10月決算」であり、SCHDの空白月と完全に一致します。 -
税制メリットの最大化
特定口座の米国株ファンドは外国税額控除を使っても税コストがかかります。
一方、日本株ファンドをNISAで保有すれば、配当金にかかる税金は完全ゼロになります。
「配当をまるまる手元に残す」という意味で、受取用口座としてNISA×日本株は最適解と言えます。
さらには、割安で放置されていた日本株の価値が見直されており、2026年以降は日本株の躍進が予想されています。
今後の日本株の成長を睨んで日本高配当ファンドに投資をすることにしました。
なぜNISAなのに「受取型」にしたのか?
ここが僕の戦略のこだわりポイントです。
通常、NISAでの資産拡大を優先するなら「再投資型」を選ぶのがセオリーですが、今回あえて「受取型」を選択しました。
「NISA(成長)」「金額買付(20万円)」「積立買付(2.5万円)」を注文しました。
▼ SBI日本高配当の注文内容(2026年1月)
【理由:NISA投資枠の管理】
新NISAの成長投資枠(年240万円)には上限がありますが、「再投資型」にしてしまうと、配当金が出た際に自動的に再投資されて意図せずNISA枠が消費されます。
NISA枠ぎりぎり注文を使えば、再投資分が課税口座(特定口座)に溢れることは防げますが、管理が煩雑になるのを避けたかった、というのが理由です。
【狙い:手動ブースト】
「受取型」に設定していますが、当面はこの配当金を使う予定はありません。
受け取った配当金はプールしておき、ある程度まとまった段階で自分でタイミングを見て「SBI日本高配当」もしくはそれ以外の銘柄を買い増し(手動再投資)します。
これにより、NISA枠の残量を確認しながら、自分のコントロール下で資産拡大のブーストをかけることができます。
完成した「毎月配当サイクル」
これらを組み合わせた、私の2026年の投資カレンダーと戦略がこちらです。
「口座(課税・非課税)」と「目的(資産拡大・キャッシュフロー)」を明確に使い分けています。
▼ 配当管理カレンダー(2026年版)
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特定口座(SCHD 2種)
「再投資型」で運用。
ここは配当を受け取らず、ファンド内で自動的に複利を効かせ、将来の受取額のベース(元本)を最大化させることに集中します。 -
新NISA(日本高配当)
「受取型」で運用。
ただし消費はせず、手動で再投資することでNISA枠をきっちり管理しながら資産拡大を加速させます。
シミュレーション この運用をを10年続けたらどうなる?
「毎月配当システム」の構築とそれを支える具体的な設定についてお話ししてきました。
では、このシステムを「毎月7.5万円(2.5万円×3銘柄)」のペースで、「10年間」淡々と継続したら、資産と配当金はどう育つのでしょうか?
皮算用になりすぎないよう、現実的な利回りでシミュレーションを行ってみました。
シミュレーションの前提条件
積立期間中(10年間)は受け取った配当金をすべて「再投資(NISA分は手動再投資)」して資産を雪だるま式に増やす期間(資産形成期)と仮定します。
▼ 積立条件
※想定リターンについて
米国株(S&P500等)の過去平均は9%以上ですが、SCHDは高配当(バリュー)寄りであること、為替リスクなどを考慮し、少し控えめに7%としました。
日本株はさらに保守的に5%としています。
10年後の資産額と「育った配当金」
毎月7.5万円を、年利6.3%(複利)で10年間運用した場合の結果がこちらです。
▼ 10年後の資産シミュレーション結果
コツコツ積み上げた900万円が複利の力で1,250万円オーバーに育ちました。
(実際にはスポットでの買い付けもありそうなので、順調にいけば投資元本は1000万円は超えていると思います。)
しかし、高配当投資家の私たちにとって重要なのは「資産総額」よりも「そこから生み出されるキャッシュフロー(不労所得)」ですよね。
10年後、資産形成期を終えて「受取」モードに完全移行したとして、どれくらいの配当金になるでしょうか?
▼ 10年後の「毎月配当」見込み額 (※資産1,252万円に対し、平均配当利回り3.5%で計算)
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年間配当金: 約 43.8万円
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ひと月あたり: 約 36,500円
いかがでしょうか?
なーんだ「10年頑張って月3.6万円か」と思いましたか? それとも「大きい!」と思いましたか?
「月3.6万円」が持つ本当の意味
僕はこの「月3.6万円」は人生の安定感を劇的に変える数字だと捉えています。
この金額は比較的に安定して受け取れる配当であり、それ以外にお楽しみ枠の日本株「個別銘柄」からの配当も膨らんでいる計算です。
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水道光熱費+通信費が一生涯タダになるレベル。
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家族で毎月1回、高級な外食に行ってもお釣りがくる。
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20年、30年と続ければ、これが月7万、10万へと育っていく。
なにより重要なのは、これが「自分の労働時間を1秒も使わずに振り込まれ続ける」という事実です。
会社からの給与以外に、自分が育てた「3つのファンド」が毎月3万円以上を稼いできてくれる。
これは、会社への依存度を下げることが精神的な余裕となるため、サラリーマンにとって計り知れない価値になります。
もちろん、これはシミュレーションであり、相場の暴落や減配のリスクは常にあります。
しかし、「時間を味方につけて、複利で増やして配当で受け取る」という本質さえ外さなければ、私たちの資産は確実に成長し続けてくれるはずです。
まとめ〜合理的かつ柔軟な資産形成を目指して
2025年、あえて「SBI・SCHD」と「楽天SCHD」を両方持ち続けたことで、それぞれの特性と運用実績を肌で感じることができました。
そして2026年。
ここに「SBI日本高配当」というピースがハマることで、毎月配当のサイクルが完成します。
今回、お話しした僕の投資戦略が当初の想定通りになるか、今後の実績を見ながら判断し、場合によっては見直していく必要があるかもしれません。
しかし、「決算月の分散」や「NISA枠の管理しやすさ」といった細部にこだわることで、長く続けられる投資戦略になっているのではと思います。
パパ・ママが働かなくても入ってくるこのお金は、家族との穏やかな時間を守る「最強の盾」になってくれるはずです。
投資において「正解」は一つではありません。みなさんそれぞれの環境や考えに合った戦略が必要です。
皆さんも、ご自身のライフスタイルや性格に合った「心地よい組み合わせ」を探してみてはいかがでしょうか。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もこの戦略以外の投資実績などを定期的にお話ししていきますので、ご自身の投資スタイルに悩まれている方、これから投資を考えている方、すでに投資に取り組まれている方は、是非、フォローしてお読みいただけると嬉しいです。
僕は2018年に初めて投資を始めるまでは、全く資産がない状況でした。
別のブログ記事にもしていますが、2人の子供を持つパパとして一念発起し、やっとここまで資産を増やしてきました。
同じように家庭を持つパパさん、ママさん、最初は少しずつでもコツコと投資を続けていけば、必ず結果につながっていきます。
これからも一緒に頑張っていきましょう!
※過去の経緯なども記事にしています。よろしければ是非お読みいただけると嬉しいです。
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