本業で家族を養いながら、投資も副業も進めたい。
そう思って動き始めたけど、なんとなく全部が中途半端な気がしている——そんな経験、ありませんか。
僕自身、長いことそのループにハマっていました。
仕事から帰って疲れた状態でブログを書き始めても「今日もたいして進まなかった」という感覚が残る。投資も「もっと積極的に動けばよかったのかな」と振り返る。そして本業は本業で忙しい。
結論から言うと、この状態になる原因は「3つを同じ物差しで評価しようとすること」だと思っています。
投資と副業と本業は、それぞれ機能が違う。時間軸が違う。求める成果の種類も、まったく違う。
この記事では、ITエンジニアとして働きながら8年間積立投資を続け、今は副業での発信にも取り組んでいる僕の視点から、会社員が3つの収入源を無理なく設計する考え方をまとめます。
この記事でわかること
- 本業・投資・副業それぞれの「正しい役割の定義」
- 副業がなかなか伸びない理由(投資の経験から気づいたこと)
- 時間軸をずらすことで気持ちが楽になる設計の考え方
本業・投資・副業——会社員に3本柱が必要な理由
「収入源を増やしましょう」という話は、ここ数年でよく聞くようになりました。
ただ正直、始めたばかりの頃は「3本柱って言葉は知ってるけど、具体的にどう動けばいいの?」という状態でした。
整理してみると、3つはそれぞれ機能がまったく違います。
本業は「今の生活の土台」
家族の暮らしを支える安定したキャッシュフロー。
本業が安定しているからこそ、投資に使う余剰資金が生まれるし、副業に使う時間の余裕も生まれる。ここが揺らぐと残り2つも成り立たない。
ITエンジニアとして僕が思うのは、本業そのものが「最大の資産運用」だということです。
市場価値のある技術を持ち続けること、それ自体がいざとなったときのセーフティネットになる。
投資は「仕組みで増やす場所」
毎月決まった額を積み立てて、あとは相場に任せる。
ここは「退屈なくらいがちょうどいい」の世界で、余計に手を動かさないほうがうまくいく。
積立設定を組んでしまえば、基本的にやることはほとんどありません。
8年やってきて実感するのは、投資は「努力した量」より「時間を味方につけたか」のほうがずっと大きな差を生むということです。
(詳しくは「思考の複利で資産形成が変わる|意志力に頼らない投資習慣のつくり方」でも書いています)
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副業は「スキルと収益の実験場」
3つの中で唯一、「自分の意志でフィールドごと設計できる場所」です。
本業には会社というフィールドがあり、投資には市場というフィールドがある。副業だけは、ゼロから自分で作っていく。
だから成果が出るまでに時間がかかるのは、ある意味当然なんですよね。
副業が「なかなか伸びない」ときに感じた既視感
noteやブログを始めてしばらく経ったとき、「スキが増えない」「フォロワーが増えない」と気になる時期がありました。
投稿するたびに数字を確認して、反応が少ないと「このテーマを変えるべきか」と方向転換を考える。
そのとき、ふとした瞬間に気づいたんです。
——これ、個別株で失敗してた頃と同じだなって。
投資を始めたばかりの頃、少し株価が下がるたびに「この銘柄は本当に大丈夫なのか」と不安になって、少し戻ったら「今のうちに売るべきか」と迷っていました。
インデックス積立に切り替えてから変わったのは、短期の値動きに反応しなくなったこと。1ヶ月の数字より、1年・3年の積み上がりを見るようになった。
副業もまったく同じ構造だと思っています。
今日書いた1本の記事がすぐにフォロワーを連れてくるわけじゃない。
でも半年・1年と積み上がったとき、検索からじわじわ読まれ始めたり、過去の記事が急に広がったりする。「今日の1本が複利で効いてくる」感覚と言えば、投資をやっている方には伝わるかもしれません。
「評価の物差し」を揃えないと副業は永遠に「使えない」判定になる
3つを同じ基準——たとえば「今月いくら稼いだか」——で評価しようとすると、副業はほぼ常に「成果ゼロ」の判定になります。
でも本業だって、最初の1年目から高い成果を出せる人はほとんどいないはずです。
投資だって、始めた月に劇的なリターンが出るわけじゃない。にもかかわらず、副業だけは「結果が出ない=やめる」の判断になりやすい。
理由は、時間軸の設定がないからだと思っています。
投資で学んだのは、「含み損の時期こそ、設計があるかどうかが如実に出る」ということ。狼狽売りする人とそうでない人の差は、握力でも精神力でもなく、「自分の地図を持っているかどうか」です。
副業も同じで、稼げていない今、「なぜ稼げないか」だけを考えていると目先の数字に引っ張られてしまう。「なぜ副業をやっているのか」「稼げるようになったらどう使うか」「どんなスキルを育てたいのか」——この設計が先にあると、ゼロが続く時期でも方向感を持って動けます。
コンテンツを書き続けることで積み上がるライティング力や情報収集力は、副業の発信だけじゃなく、本業でのドキュメント作成にも、クラウドソーシングにも転用できる。「収益を生む場所」であると同時に「スキルを育てる場所」でもある——そう捉えると、ゼロの期間の評価が変わってくるんですよね。
3つを無理なく続けるための時間軸の設計
整理すると、こういうイメージです。
| 本業 | 投資 | 副業 | |
|---|---|---|---|
| 時間軸 | 毎日・毎月 | 1年〜10年 | 3ヶ月〜3年 |
| 主なアクション | 仕事の質・市場価値の維持 | 積立設定・年1回の見直し | コンテンツの継続・改善 |
| 成果の出方 | 毎月の給与 | 複利×時間 | 積み上げ×認知 |
| 「やめる」判断のタイミング | 転職など大きな決断時 | 生活が変わったとき | 方向が合わなくなったとき |
3つを「同じ頑張り方」でやろうとすると、間違いなく疲弊します。
投資のように「仕組みに任せる部分」と副業のように「手動で実験する部分」を意識的に分けることが、長く続けるコツかなと感じています。
(暴落時にどう動くかの判断軸については「インデックス投資で暴落が来たら「どうする?」サラリーマン投資家の判断軸」もあわせてどうぞ)
インデックス投資中に相場が急落したとき、積立を止めるべき?買い増しすべき?投資歴8年・資産4,800万円の会社員投資家が…
まとめ〜今日動けなくても、設計さえあれば続けられる
本業・投資・副業を同時に進めようとすると、どこかで「全部中途半端」という感覚に陥りやすい。
でもそれは、頑張りが足りないんじゃなくて、物差しが間違っているだけかもしれないというのが8年間の経験から思うことです。
3つはそれぞれ違う時間軸で動いている。
本業は毎日の積み重ねで、投資は年単位の複利で、副業は数ヶ月〜数年かけてじわじわ育っていく。
今日の結果だけで全部を評価しなくていい。少なくとも僕はそう思い直してから、少し気持ちが楽になりました。
まだ副業の収益はゼロに近いですが、設計だけは持ち続けようと思っています。
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