「NISAを始めたけど、このまま続けていいのかな」と思ったことはありますか。
毎月積み立てているけど、本当にこれが正解なのかよくわからない。そんな感覚、僕にも長い間ありました。
この記事では、2018年からNISAを使い続けてきた僕の実績を、失敗も含めてそのまま公開します。
個別株での損失、ひふみプラスをやめた理由、新NISAでオルカン+S&P500の2本に絞った経緯、そして今の数字まで。
投資歴約8年の会社員投資家のリアルな記録として読んでもらえると嬉しいです。
この記事でわかること
- 2018年〜2026年の旧NISA・新NISAの実績数字(元本・評価損益)
- ファンド構成を5本→2本に絞った理由とその結果
- 積立額を段階的に増やすタイミングと判断基準
最初の3年は正直、迷走していた
2018年にNISA口座を開いたとき、僕の理解は「非課税で株が買える口座」程度でした。
ちゃんと分析したわけでもなく、「名前を知ってる会社」「なんとなく上がりそう」という感覚だけで個別株を合計80万円ほど買いました。今思えば完全に投機ですよね(笑)
2018〜2019年 旧NISA(個別株)の実績
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資元本 | 803,500円 |
| 売却時損失 | ▲55,700円 |
金額だけ見れば大きな数字じゃないかもしれない。でもあのときの虚無感は本物でした。
「NISAって、結局こんなもんか」と思って、しばらく遠ざかりました。
同時期にFXも始めていて、「積立はNISAで、短期はFX」という二刀流のつもりでいたんですが、FXでは数年で193万円の損失を出しています。
この時期の僕は、振り返るとかなり迷走していました。
転機は「退屈なくらいがちょうどいい」という言葉
2021年、長男が大学に入るまで数年という時期にようやく真剣に将来のことを考えました。
「このままFXと個別株を続けていていいのか」という問いへの答えを探していたとき、何度も出てきた言葉があります。
「インデックス投資は退屈なくらいがちょうどいい」
損失を経験したあとだったからこそ、この言葉が刺さりました。
毎月決まった金額を決まったファンドに積み立てる。相場を見て判断しない。売らない。ただ続ける。
本業が忙しくて相場をほとんど見られない僕には、これしかなかったとも言えます。
2021年に旧つみたてNISAを再スタートし、毎月33,333円を5本のファンドに均等分配しました。
旧NISA(2021〜2023年)の全実績
ファンド別損益(2026年4月時点)
| ファンド | 損益率 |
|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | +100%超 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | +100%超 |
| SBI・V・S&P500 | +100%超 |
| ニッセイ外国株式インデックス | +100%超 |
| ひふみプラス | +69.1% |
元本約91万円が約180万円、ほぼ2倍です。
ここで注目したいのが、ひふみプラスだけ他の4本より30ポイント以上低い点です。
アクティブファンドだから悪いということではなく、「プロが運用するならインデックスを上回るはず」という自分の思い込みと、実際の数字が正直に乖離を教えてくれました。
これが新NISAでシンプルにしようと決めた直接的なきっかけです。
2022年分が2023年分より高リターンな理由
2022年はS&P500が年間▲18%超という利上げ局面でした。含み損になった月もありましたが、毎月積み立て続けた結果、安い価格で買い続けた分が今になって+100%超まで育っています。
「下落局面でも続けること」の意味が、数字に出ています。
暴落時にどうするかについては「インデックス投資で暴落が来たら「どうする?」サラリーマン投資家の判断軸」にも詳しく書いています。
インデックス投資中に相場が急落したとき、積立を止めるべき?買い増しすべき?投資歴8年・資産4,800万円の会社員投資家が…
新NISAでやったこと:シンプルにして積立額を増やす
ファンド構成の変化(旧NISA→新NISA)
| 項目 | 旧NISA | 新NISA |
|---|---|---|
| ファンド数 | 5本 | 主に2本+成長枠 |
| コア | 5本均等 | オルカン70%・S&P500 30% |
| サテライト | ひふみプラス(アクティブ) | SBI日本高配当株式(成長枠)+FANG+・NASDAQ100(スポット) |
オルカン中心にした理由はシンプルで、「全世界に分散していれば地域配分を自分で考えなくていい」という一点です。
S&P500を3割残しているのは、米国の成長の恩恵をより強く受けるためです。
オルカン単体でも米国比率は6割超ありますが、あえて米国比率を意識的に高めることで、米国株が伸びる局面でのリターンをより享受できる構成にしています。正解・不正解というより、自分の方針と納得感に合わせた判断です。
積立額の推移
| 年 | 月額積立 |
|---|---|
| 2021〜2023年(旧NISA) | 33,333円 |
| 2024年〜(新NISA) | つみたて投資枠10万円+成長枠2.5万円=月12.5万円基本 |
正直、新NISAが始まった当初は「そんなに入れられるかな」と思っていました。家計の見直しと本業の収入の伸びを見ながら段階的に増やしていった結果が今の設定です。
子どもの教育費がかかる時期と重なっていたので、支出も踏まえて慎重に決めました。

※積立設定で投資しているものに絞っています。成長投資枠はこれ以外にスポット買いした銘柄もあり、2024年と2025年度はすべての枠を埋めました
2026年4月時点の現在地
旧NISA+新NISA合計
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資元本 | 880万円 |
| 評価額 | 1,131万円 |
| 含み益 | 約251万円(全額非課税) |
| 新NISA使用枠 | 約788万円(生涯枠1,800万の43.7%) |
課税口座なら約51万円が税金で消えるところ、NISAなら全額手元に残ります。この差がじわじわ大きくなるのが、長期でNISAを使い続ける意味です。
新NISAはまだ使用枠の半分以下。これからが本番です。
8年続けてわかったこと「特別なことは何もしていない」
2018年の失敗から数えると、やったことはシンプルです。
毎月決まった金額を積み立て続けただけ。2022年の利上げ局面で含み損になっても、相場を見て判断するのをやめて、積立てる方針は変えませんでした。
「やめなければ、数字はちゃんと育つ」——これが約8年の結論です。
積立投資は正直なところ退屈です。
毎月同じ金額が引き落とされて、口座の数字が少しずつ動く。劇的な瞬間がないし、高揚感も達成感もない。ただ淡々と続く。
でもその「退屈さ」が、約8年後に251万円の含み益という形で返ってきました。
もしまだNISAを始めていないなら、まず積立設定を一つ作るだけでいいと思います。
金額は少なくていい。それだけで8年後に「続けてよかった」と思える一歩になるかもしれないので。
まとめ〜NISA積立約8年の実績と学び
この記事の要点をまとめます。
2018年に個別株で▲55,700円の損失を出し、2021年からインデックス積立に切り替えました。
旧NISAでは元本91万円が約180万円まで育ち、旧+新NISAの合計では元本880万円が1,131万円になっています。
含み益251万円が全額非課税で残るのが長期NISA運用の最大のメリットです。
「暴落時も設定を変えない」「ファンドをオルカン+S&P500の2本にシンプルにする」「積立額は家計を見ながら段階的に増やす」——これだけを続けてきた結果が今の数字です。
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