子どもに「お小遣いを増やそうか」と切り出したとき、どんな答えが返ってくると思いますか。
「やったー!」「もっとほしい!」
…正直、そんな言葉を想像していた自分がいましたが、実際に返ってきた言葉は全然違うものでした。
この記事では、娘に言われたひとことがきっかけで、
「なんのために投資をしているか」が改めてクリアになった話をします。
パパ投資家として、約8年積立を続けてきた僕が、子どもとの会話のなかで、あらためて投資の意味を振り返った——そんなリアルな話です。
「お小遣いはパパが持っておいて」——言葉を理解するのに数秒かかった
高校入学のタイミングで、お小遣いの話をしました。
都内の学校に通うことになって、交通費や友達との付き合い、おしゃれへの興味も出てくる年頃だし、金額を少し上げようか——そういう提案でした。
でも、返ってきたのは「パパが持っておいて。大学に行くときのお金にしてほしいから。」という言葉でした。
一瞬、言葉を理解するのに少し時間がかかりました。
高校生になったばかりの娘が大学のことを自分ごととして考えている。しかも「もっとほしい」じゃなくて「持っておいて」と言っている。
入学直前には、学校で使うファイルを自分の貯金から3,000円出して買っていたとも妻から聞いていました。月のお小遣いが2,000円なのに。
じわっときた、というのが正直なところです。
「まっすぐ育ってくれてるな」——それだけで十分すぎるくらい嬉しかった。
結局お小遣いは「足りなくなったら言いにおいで」という形に落ち着いたんですが、その夜ずっとあの言葉が頭に残っていました。
大学進学にかかるお金——数字で見ると意外と重い
子育てをしている方なら一度は調べたことがあると思いますが、大学進学の費用はこのくらいが目安です。
- 国公立大学(4年間):約250万円
- 私立文系(4年間):約400万円前後
- 私立理系(4年間):500万円を超えることも
一人暮らしが加わればそこに生活費も乗ってきます。
都内から地方の大学に進学するとなると、4年間で家賃・光熱費・食費だけでも数百万円規模になります。
「なんとかなるだろう」で乗り越えられない水準ではないけれど、ちゃんと準備しておかないとじわじわ効いてくる金額ではあります。
だからこそ、今日も積み立てている意味があるんだよなと思ったりします。
※「子育てしながら投資ってそもそもできるの?」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
子育て中でも投資を始められる?パパママの不安を8年間の経験で答えます
「忙しい子育て中に投資なんて無理」と思っていませんか?投資歴8年のパパ投資家が、失敗も含めたリアルな体験をもとにパパママ…
「お金を増やしたい」だけでは長続きしない理由
正直に言うと、投資を始めた2018年頃の動機は「お金を増やしたい」という気持ちの方が強かったです。
家族のために、とは言いながらもどこか自分のためでもあった。
早く増やしたくて焦って、FXやレバレッジで無茶をして痛い目にも遭いました。そういう遠回りを経て、今の長期積立スタイルに落ち着いた経緯があります。
それでも正直なところ、毎月の自動積立に慣れてくると「なぜやっているか」という感覚がぼんやりしてくることがあります。
口座の数字が増えているのは嬉しい。
でも相場が荒れて資産が目減りする日は、「こんなことやってて意味あるのか」という気持ちがゼロではなかったりする(笑)
でも今回、娘の言葉でそれがクリアになった気がします。
「子どもの選択肢を守りたい」——これが一番ブレない動機だった
投資の動機って、「増やしたい」だけだと相場が下がったときに気持ちが持たないんですよね。
でも「子どもがやりたいと言ったとき、お金が理由で諦めてほしくない」という動機は、相場がどう動こうと揺らがない。
娘に「この大学に行きたい」と言われたとき、息子に「これをやってみたい」と言われたとき、選択肢を狭めないでいたい。——それが、積立を続けている一番の理由だったんだなと改めて気づかされました。
投資家界隈でよく聞く「暴落していてもホールドできるかが分かれ目」という話があります。それって結局、「なんのためにやっているか」が明確な人の方が踏ん張れるということだと僕は思っています。
数字を増やしたい気持ちだと、下がったときに出口を探してしまう。でも「子どもの将来を守るため」という動機は、少なくとも僕にとってはずっと強いエンジンになっています。
※相場が荒れたときに判断がブレないようにする方法は、こちらの記事で詳しく書いています。
投資で判断がブレる本当の原因と対策|7年続けた会社員が気づいたメンタル管理の3つの柱
「投資の判断がブレる」「暴落のたびに不安になる」——その原因は相場ではなく自分の状態かもしれません。資産5,000万円目…
「投資の動機」が定まれば積立は続けやすくなる
これから子育て世代で投資を始めようとしている方に一つ言えるとしたら、「何のためにお金を増やしたいか」を最初に決めておくことだと思います。
金額や商品より先にです。
「老後のため」でも「教育費のため」でも「自分のやりたいことのため」でも、何でもいい。
大事なのは「なぜやるか」が自分の言葉で語れる状態にしておくこと。
毎月の積立完了メールが届いたとき、ポートフォリオがマイナスになっているとき——そのたびに「あ、そうだそうためだ」と思えると、設定を触ろうという気持ちがスッと引いていく気がします。
※「動機は決まった。でも、いつ始めるのが正解?」という疑問はこちら。
積立投資を始めるタイミングは?まだ待つべき?|7年・資産5,000万円手前の会社員が正直に答える
「今の相場で始めていいの?」「何を買えばいい?」——投資歴約8年、FXで193万円の損失経験もあるパパ投資家が、実体験を…
娘へ、心の中で言ったこと
あの夜、娘には自分の気持ちをうまく言葉で返せませんでした。
「そうか、わかったよ」と笑って終わらせてしまった気がします。でも心の中ではちゃんと受け取っていました。
行きたい大学があるなら行けばいい。やってみたいことがあるなら迷わずやってみればいい。お金が理由で選択肢が狭まることがないように——これからも積み立て続けようと思った。
まっすぐ育ってくれてありがとう、という気持ちと一緒に。
まとめ〜子育て世代の「投資の動機」を持つことが大事
- 「増やしたい」だけだと相場が崩れたときにブレる
- 「子どもの選択肢を守りたい」という動機は相場の影響を受けにくい
- 大学進学の費用は国公立でも4年間250万円以上、早めの準備が大事
- 積立を続けられる人は「なんのためか」が明確な人
- 投資の商品や金額より先に「動機」を定めておくことが長続きの鍵
投資歴約8年・ITエンジニアとして働きながら積立を続けています。
本内容はコウの経験や考えをもとに書いています。特定の投資商品を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
このブログのタイトル「かぞくとあおぞら」に込めた想いや、投資で遠回りをしてきた僕の自己紹介を[こちら]にまとめています。
もしよろしければ、少しだけ覗いていただけると嬉しいです。
