投資の本って、「何を買えばいいか」は教えてくれるんですよね。
オルカンを買いましょう。S&P500も悪くない。高配当株は配当利回りで選んで…みたいに。
でも、少額しか投資に回せない状況で「オルカンを買えばいい」と言われても、どこか腹落ちしない感覚ってありませんか。
「それはわかった。で給料が上がってきたら次に何をすればいいの?」という問いに、どの本も答えてくれないんですよね。
僕が8年間の投資経験を経て、いちばんもどかしく感じてきたのがまさにそこです。
この記事でわかること
- 投資初心者がモヤモヤする本当の理由(知識不足じゃなかった)
- 「入金力ステージ」という考え方と、3つのステージの全体像
- 僕がFXで遠回りした実話と、そこから学んだこと
- この記事(note有料版)で渡しているロードマップの内容と、誰に向けて書いたか
調べれば調べるほど、逆に迷子になる
こんな経験、ありませんか。
「オルカンを買えって言われたから買ってる。でも給料が上がってきたとき、何を足せばいいのかわからない」
「FANG+とかNASDAQ100って、いつから手を出していいんだろう。みんな当たり前のように語ってるけど、自分のタイミングが全然わからない」
「高配当株って今から始めていいの? もうちょっと早いほうがよかった? それとも、まだ早い?」
これって、知識が足りないからじゃないと思うんですよね。
調べ方が足りないわけでもなくて。
地図がないからなんです。
「今の自分はどのステージにいて、次のステージに進むためには何が必要で、そこではどんな判断をすればいいのか」——そういう地続きの地図があれば、SNSで誰かが何かを叫んでも振り回されずに済む。
「あ、これは今の自分のステージじゃないな」って切り分けられる。
でも、その地図がどこにもない。
だから、投資について調べれば調べるほど、逆に迷子になってしまう。
このモヤモヤを感じているなら、それはあなたが弱いからじゃないと思います。むしろ、ちゃんと考えながら投資しようとしている証拠です。
8年前の僕は、FXで遠回りした
少し僕の話をします。
2018年、転職を機にまとまったお金が手元に来ました。金額にして約300万円。「これを運用してみようかな」と初めて本気で思った瞬間でした。
そこで僕が最初に手を出したのが——インデックス積立ではなく、FXとデイトレードでした。
当時の僕の思考回路はこうです。「月3万円ずつ積み立てても、30年後にようやく数千万円。そんな遠い話より、レバレッジを使って早く増やしたほうが合理的じゃないか。」
今ふり返ると、焦ってたんですよね(笑)
ITエンジニアという職業柄、「自動化すれば寝ている間も稼げるのでは」という発想に惹かれて、トラリピや海外FXの自動売買も試しました。
一時期は「これいけるかも」と思った時期もあったんです。でも、相場の急変動が来るたびに含み益が吹き飛ぶパターンを繰り返して、最終的にはどれもうまくいかなかった。
「自動化したはずなのに、結局メンタルが削られてるな」と気づいたのは、ずいぶん経ってからです。
その後、僕はレバレッジ系の取引から完全に手を引いて、インデックス積立と長期保有に切り替えました。失ったのはお金だけじゃなくて、1年半ほどの時間と夜の集中力でした。
もし当時の自分に「入金力ステージ別の地図」があれば、あの遠回りはしなかったかもしれない。「月3万円のステージでは焦らずに続けることが一番大事で、次のステージに進む条件はこうだ」と知っていれば、SNSの声にも揺さぶられずに済んだはずです。
この話の詳しいバージョンは「インデックス投資で暴落が来たら『どうする?』サラリーマン投資家の判断軸」でも少し触れているので、気になる方はあわせて読んでみてください。
インデックス投資中に相場が急落したとき、積立を止めるべき?買い増しすべき?投資歴8年・資産4,800万円の会社員投資家が…
商品の前に考えるべきことがある
8年やってきてたどり着いた考え方があります。
それが「入金力ステージ」という捉え方です。
投資の議論って、いつも「何を買うか」から始まりますよね。オルカンかS&P500か、FANG+か高配当株か。これはこれで大事な話なんですが、順番が違うかなと思っています。
商品の前にまず考えるべきは、「今の自分は、月いくらを投資に回せるか」じゃないかと。
月3万円しか投資に回せない人と、月15万円投資に回せる人とでは、選ぶべき商品も組み合わせ方もまったく違う。
それなのに、どの本もどの記事も、みんな同じ商品論を一律に語ってしまう。「オルカンを買えばいい」が月3万円の人と月15万円の人に同じ重みで届くわけがないんです。
だから、ロードマップは「入金力で自分が今どのステージにいるか」から始めるべきだと考えています。
大きく分けると、こういう3つのステージに整理できます。
ステージ1:月3〜5万円
まだ商品選びより、「続けられる仕組みを作ること」のほうがずっと大事な時期。
ステージ2:月5〜15万円
ようやく余裕が出てきて、初めてリターンを取りに行ける時期。
ステージ3:月15万円〜
資産形成の加速期。配当の種を蒔き始めていい時期。
それぞれのステージで「何を、どのくらい買うか」だけでなく、「いつ次のステージに進む判断をするか」「このステージで絶対にやってはいけないこと」まで設計することが大事です。
同じ悩みを持っている方には、「積立投資を始めるタイミングは?まだ待つべき?|7年・資産5,000万円手前の会社員が正直に答える」という記事も参考になるかもしれません。
「今の相場で始めていいの?」「何を買えばいい?」——投資歴約8年、FXで193万円の損失経験もあるパパ投資家が、実体験を…
この地図は誰に向けて書いたか
ロードマップを書くにあたって、「誰に向けて書くか」はかなり考えました。全員に向けて書こうとした記事は、結局誰にも刺さらないので。
こういう方に届けたいと思って書いています。
- 月3〜5万円から投資を始めたい、もしくは始めたばかりの会社員
- 共働き世帯で投資を始めたいけど、夫婦で方針が決まっていない30代
- すでにオルカンを積み立てているけど、「これだけでいいのか」と感じ始めている方
- 給料が上がってきたタイミングで、投資をどう組み替えればいいかわからない方
- SNSで誰かが何かを叫ぶたびに、気持ちが揺れてしまう方
逆に、短期で資産を10倍にしたい方や、投資にエンタメや刺激を求めている方には向かないと思っています。この記事の内容は、徹底的に退屈な話です(笑)
対象は、焦らずコツコツ続けられるタイプの会社員で、「今のやり方でいいのか、次に何を考えればいいのかが見えない」というモヤモヤを抱えている方です。
📝 この記事のテーマをもっと深く知りたい方へ
上で紹介した「入金力ステージ」の考え方は、商品名・金額・タイミング・判断条件まで全部入れて書いたnote有料記事にしました。
「月3万円から始める投資ロードマップ──8年投資を続けた僕がもし振り出しに戻ったらこう動く」
ステージ1〜3それぞれの具体的な商品配分、入金力の上げ方、絶対やってはいけない5つのこと、10年後の資産シミュレーション3パターン、特典PDF付き(全28,500文字)
投資本が1冊買えるくらいの価格ですが、それくらいの重みで書きました。購入するかどうかはあなた次第です。
まとめ
投資でモヤモヤするのは、知識が足りないからじゃない。地図がないからです。
月3万円から始めた僕が8年かけてたどり着いたのは、「何を買うか」より「自分が今どのステージにいるか」を把握することが先だ、という考え方です。
FXで遠回りした時間も、SNSに振り回されて迷った夜も、今ふり返れば全部あの地図がなかったから起きたことでした。
まず自分のステージを知る。それだけで、次に何をすればいいかが少しだけ見えてくると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
このブログのタイトル「かぞくとあおぞら」に込めた想いや、投資で遠回りをしてきた僕の自己紹介を[こちら]にまとめています。
もしよろしければ、少しだけ覗いていただけると嬉しいです。

